住宅ローンは「生命保険」

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのonisadaです。

 

「住宅購入」のタイミングで既に加入している「生命保険」の見直しはある種セットに考えてゆかなくてはなりません。

 

といいますのも、賃貸住宅から持ち家のケースですと賃貸にお住まいの間は世帯主に万一の事があった場合、その「家賃」に対する支払いを「保全」する必要があるからです。

 

そもそも「生命保険」は「経済的打撃を回復させる為の制度」です。

 

この生命保険の「定義」をきちんと解釈すれば考え方の応用もブレる事無くできることでしょう。

 

従って、先に述べた「賃貸」のケースに当てはめてみても、仮にご夫婦共働きで奥様にも相当の収入があり仕事を辞める可能性がほぼ無いなどのケースでは夫の収入に頼る事無く生活の維持ができる場合には「経済的打撃」が「無い」と考え、夫の「死亡保険」は必要ないと判断してよいでしょう。ただし、子供の教育資金や親の介護なども総合的に考慮する必要はあります。

 

「万一」は万に一回の事。「万一」が起こらず無事に老後を迎えた場合にはそれまで掛けてきた「生命保険料」が無駄になってしまう可能性も考えましょう。

 

今や医学の進歩により「長生き」が前提となる時代です。「万一」の時を考えすぎて「万一」がなく「長生き」した場合に老後資金が手元に残っていないというのも本末転倒です。

 

あくまでも何か起こったときに「余裕」を作る、という意味合いだけではなく「経済的打撃を回復」させるのに、必要最低限保障を持つ位の考えが大切です。

 

生命保険は「万一」が起こらないと現金化されませんが、「貯蓄」であれば「万一」が起ころうが無事に「老後」を迎えようが手元資金として遣えます。

 

このバランス感覚が非常に重要なのです。「貯蓄」をしてゆく為には「生命保険」も必要最低限に押さえるべきなのです。

 

話を元に戻しますと、住宅購入の際には「住宅ローン」を組みます。この「住宅ローン」には「団体信用生命保険」が付保されます。(概ね付保は必修と考えるべきでしょう)だとすれば「債務者」に死亡などの「万一」があった場合にはその「住宅ローン」すなわち「債務」は「完済」されるのです。

 

だとすれば、「賃貸」にお住まいの場合ですと、「家賃」の保全に保障を考えておかなければならないケースもあるでしょうけれど、「住宅ローン」を組んで住宅購入をした場合には「住宅ローン」そのものが無くなる事が前提となるのでそのための「保障」が必要なくなるのです。

 

では、「住宅ローン」を組んだあとにはどういった保障を考えるべきなのでしょうか?

 

先ずは先にも触れたように医学の進歩により「長生き」が前提となります。「長生き」になればなるほど「病気」などの「治療」そして「入院」リスクが高まり、これが「経済的打撃」に直結する事が多いのです。

 

いまや従来には無かった画期的な「治療法」もめまぐるしく実用化されています。こういった「高度先進医療」を受ける場合には高額な医療費が必要となります。わずかな掛け金でこのような治療が受けられるように備えておく事が現実と言えるでしょう。

 

もはや「死亡」することよりも「病気」になる事の方が「経済的打撃」になる事も充分に考えられる背景があります。

 

「住宅ローン」を組む前に、「住宅ローン」を組んだあとの保障とは何か?をしっかりと考え、無駄な生命保険は見直し、本当の意味で安心して暮らしてゆけるようファイナンシャルプランを実現しましょう。

株式会社ラフィーヌ財務総研 代表取締役 鬼定 佳世

最新記事