頭金は本当に必要か?!

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのonisadaです。

 

年間3000世帯もの住宅ローン及び住宅購入のご相談に乗っていると、おおむねご相談内容はパターン化されてくるものです。そんな中で意外にも多いのが「頭金」問題(笑)

 

「頭金」を積まなければ「住宅ローン」を組んでは行けない、もしくは「組めない」とお考えのケースが非常に多いのです。

 

そもそもなぜ「頭金」を必要とお考なのでしょうか?大きく2つの事が考えられます。

 

① 「頭金を積まなければ住宅ローンが借りられない」

② 「頭金を積まなければ損をする」

 

解説を致しましょう。①に関しては、長い日本の歴史の中で金融機関からの住宅ローンの貸出し条件として「8割」というものがありました。その頃の情報が未だに根強く残っている事が考えられます。

 

現状では、金融機関の金融商品(住宅ローン)によっては、条件も様々ですがおおむね100%融資をうたっている金融機関がその大半です。(諸経費までも含み100%以上を融資する金融機関もあります)

 

したがって、①「頭金を積まなければ住宅ローンが借りられない」とは限らないとは言い切れないのです。

 

もちろん、100%融資を勧めている訳ではありませんが、ここではひとまず融資条件の現状のみご理解くださればと思います。

 

また②に関しては、確かに住宅ローンの総返済総額だけをみれば頭金を積んだ方が、積まないよりもその分「金利」を支払わなくて良いのでいわゆる「損」しなくて良い、と思われるのでしょう。

 

もちろん貯蓄残高に余裕があったり、ご両親や祖父母からの「住宅資金贈与」などがあったりするのであれば積極的に頭金に充当すべきです。

 

しかし、「住宅ローン」は「損」「得」を考えるのはもちろんの事ですが、その前に「住宅ローン」を組んだあとの「リスク」をどこまで排除できるのか?を考えて進めるべきなのです。

 

例えば、頭金に話を戻すと、頭金を積んで住宅ローンの総返済額で「得」をしたと解釈できたとしても、頭金を積んだ分手元資金が底をつき住宅購入後に何らかのアクシデントがあったとしても資金が無くて対応できない、となればどうでしょう。頭金に全部つぎ込まず手元にお金を残しておくべきだった!!と後悔してもお金は戻ってはこないのです。

 

これが「リスク」を考える、という事なのです。

前述のように、今や住宅ローンは頭金を積まなくては借りられない、という融資条件は金融商品としてはほぼ無くなりました。

 

「借りられる金額」そして「返せる金額」を算出し、頭金を積まなくてもその条件が満たせるのであれば、頭金は積まずいざというときに備えて手元資金として温存する事も大切です。

 

「住宅ローン控除」を受けるにしても、頭金を積んでしまって借入額が小さくなるとその分還付金も小さくなってしまいます。条件にもよりますが。

 

「リスク」を避ける!マイホーム計画の相談は是非、ご相談してみて下さいね。

株式会社ラフィーヌ財務総研 代表取締役 鬼定 佳世

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