2015年9月号

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのonisadaでございます。

ようやく暑さも落ち着いてきて秋が感じられる日も増えてきましたね!

 

先月はオリンピックの経済効果について触れましたが、2020年は実はオリンピックだけではないんです。

特に住宅業界にとっては大きな転換期である。と言われています。

今月は住宅業界が迎える2020年に焦点を当ててみたいと思います。

 

少し前の話になりますが、2013年に安倍政権により閣議決定された日本再興戦略の中に

住宅やビルの省エネ基準の引き上げや、ゼロエネルギー化を図る、と謳われていました。

日本の住宅業界は今やローコスト住宅では無く「当たり前に」高性能住宅で有る事が求められています。過去から遡っても欧米諸国との会議の中で住宅の省エネルギー化を基本として

世界的に見ても住宅の平均寿命が極めて短い日本の住宅に対して長寿命化、高性能化が急務として掲げられていました。

そして閣議決定された中には今まで「努力」義務として謳っていた住宅の省エネ性能にメスが入れられ、2020年を目標に新築住宅の省エネ基準が義務化される事へと変わりました。

 

住宅の性能を評価する上での指標でも、今までは断熱材を少し厚くしただけでも国から省エネ住宅と認められていたような基準から、大幅に改正され今では実際に生活する上での消費エネルギーまで見据えた,住宅の省エネルギー性能が評価される時代となっています。

 

具体的に申し上げますと・・・

【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス】通称【ZEH(ゼッチ)】と呼ばれます。

ZEHとは1年間でのエネルギー消費量が正味(ネット)でゼロである住宅という事です。

この正味(ネット)でというのはエネルギーを全く使わない、という事ではなく住宅で消費しているエネルギー量と,太陽光発電などによって産み出されるエネルギー量が差し引きで0,または0以下のマイナスになる事。という意味です。

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この【ZEH】単純な住宅の高性能化だけでは達成出来ず,実際に住宅で使用する家電製品まで

計算に含める方法と,生活家電は抜きにして消費電力を計算する方法があります。

今までの省エネ住宅と呼ばれるものは,お金をかけた割には、実際に住んだ後の具体的な光熱費については基本的に言及しなかった為,省エネ住宅なのに光熱費が嵩んでいたり,思っていたより寒い(暑い)家になっていたりする建物も実際にありました。

 

しかしZEHの基準を満たす方法で住宅の省エネ性能を高めていくと,実際の生活で光熱費が0円以下になる事になるため,初期コスト以上の恩恵が受けられる事になります。

 

単純に計算しても,生活レベルでのネット・ゼロ・エネルギーを実現する事は非常に難しいと思われるかもしれません。ですが家電を含む,含まない両方でのゼロエネルギーの達成状況は約63%と半数以上が実現出来ているのです。

 

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現状では約6割以上の人々がZEHに興味があり,建てるならばZEH基準を満たしたいという統計も出ているほど浸透してきています。

 

住宅性能を明確に数値化した上で,自分たちが今後生活する家を選ぶやり方が2020年を目標として今後はますます当たり前になっていきますよ。

 

どのように住宅を選ぶ事が自分たちに一番良い結果をもたらすか,必要な事はしっかりとした知識を身につけた上でプロに相談する事です。

相談の際は是非、ご相談してみて下さいね。

株式会社ラフィーヌ財務総研 代表取締役 鬼定 佳世

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